2020年 03月 25日
ジュディ 虹の彼方に
凄いんです!レネー・ゼルウィガー。
まさに圧巻の演技です。
ラストシーンでは、ホント涙が出ましたよ。
「手で顔を触らない」という事なので、ほったらかし。
とてもオーソドックスな映画作りで、先の展開も予想でき、
実話なのに「作った感」があるのです。
だけども、彼女の演技が全ての弱点を消し去ります。
特に、歌の力。
ジュディー・ガーランドに寄せた歌い方をしていて、
尚且つ、歌唱に魂を乗せる。
演技を廃した彼女(レネー・ゼルウィガー)の、
ジャズアルバムが制作されたら、買うね。
往年のハリウッドの人権無視なビジネスの世界が、
「悪」として描かれています。いささか一本調子で、深みの無い表現なのですが、
今の#MeToo運動にイメージが繋がります。
アカデミー賞で、主演男優・主演女優(彼女)は容易く投票出来たのでしょう。
他には無い選択でした。
作品賞は?悩むところです。往年のハリウッドの裏の部分が露呈した現在、
選考者の感じるところに変化が。
これが、史上初の、外国語作品の受賞に繋がったのかも。
さらに、それが日本のアカデミー選考委員への刺激にもなり、
まさかの「新聞記者」の受賞。
投票で、世界が変わる。これがさらに影響を及ぼし。。。
と。レネー・ゼルウィガーの演技力から、妄想を膨らませているところなのです。
by espana-miro
| 2020-03-25 15:42
| 映画
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