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永い言い訳


やっと、DVDで観ることができました。
今治には、大きなシネコンが二つもあるのに、
良い作品は、なかなか、かかりませんね。

家内(香里)が原作を読んでいて、
「誰が主役を演じるんだろう」と思っていたら。
そしたら「もっくん」で。「もう!ぴったり」やわ!
だそうです。

ボサボサ頭に白髪が混じって。ああ。フレグランスとか「もう付けてないな感」が、
画像から漂う。
たるんだ顎の肉を強調するアングル。ええなー。

西川美和監督。極上の素材を寝かせて熟成させて、良いタイミングで料理する。
それが許される立場に上り詰めているのですね。

映画が頭の中で出来上がっていて、そのように演出し、それをフィルム(画像)に焼き付ける。
黒澤明監督のレベルまで近づいていると思います。
今まで通り、一生、西川美和監督の追っかけをするつもりです。

この映画の中の「竹原ピストル」さん。
今や売れっ子俳優さんですが、その魅力は「素材力」
イタドリを道端で取って皮をむいてかじりつく。
パキッと音がして、汁が飛び散る。そんな美味しさをもった俳優さんです。

その昔。肉料理の添え物として存在してた「サラダ」
口の中をさっぱりさせるための添え物的な料理だったのかな。

この映画の中の「竹原ピストル」は「サラダ」
映画全体の中の清涼感の請負人です。

ガッツリ肉も食べたいし、添え物じゃない野菜も食べたい。
魚に寄り添った野菜料理。
野菜を持ち上げるための肉料理。
今や料理会では「主役」「脇役」の違いはなくなりました。

だし汁が効いてない料理も食べてみたいな。とも思います。
ただ茹でただけとか、焼いただけとか。灰汁抜きしていない筍とか。
ただ存在するだけの「竹原ピストル」に、映画界から需要があるのは、

「ほんとは、それなんよ」!ってところですか。

荒削りな素材だけを集めて自由に料理する。
次回の西川美和監督作品には、それを期待したいです。
日本映画界の停滞状態を打破できる、数少ない人材なのですから。
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by espana-miro | 2017-04-27 23:02 | 映画 | Trackback | Comments(0)