たまにはレシピも公開中

espanamiro.exblog.jp

アデル、ブルーは熱い色


フレッシュで鮮烈な映画です。

高校生役の主人公が食欲旺盛で、ナイフを舐めるシーンがあります。
フランスでは、厳しく叱られるマナー違反ですが、このシーンで
主役に好感を持ってしまいました。真面目に一生懸命勉強していて
先の人生を真っ直ぐに見つめているティーンエイジャー。
応援したくなりますね。親父も感情移入です。

もっと「色モノ映画」かな?と思っていたのですが、
人が人を愛することの素晴らしさを、真摯に描いた作品でした。

スピルバーグ監督が、大絶賛。
彼の映画に欠けてる要素が、この映画には満載。
自分の欠点に気がついてるのですね。さすがは世界の巨匠です。





食のシーンが印象的です。
食の好みや、その所作で、人が描かれています。
生牡蠣&白ワインが、リベラル派。
ボロネーゼパスタ&赤ワインが、保守派?
この見方は、日々お客様を観察してる私の職業病かも。

監督はチュニジア移民系フランス人だそうです。
前作「クスクス粒の秘密」は、自身のアイデンティティーを基にした作品でしたが、
力が入りすぎたのか、いささか空回りした印象でした。
イスラム教はキリスト教と違い、同性愛を禁止していない。
って言うか、その件には触れられていない。(のですか?不確かな情報です)

「アデル、ブルーは熱い色」この作品全体に漂う、自由で解き放されたような感覚。
監督と共同で脚本を書いた人も、チュニジア映画界出身だそうで。
もともと「タブー」を持っていない作家たちの感覚と、イスラム圏では表現できない
性描写が相まり、フランスを舞台にスパークさせた「傑作」なのでございます。


改めて見てみると、主役の女の子が似たイメージです。
[PR]
トラックバックURL : https://espanamiro.exblog.jp/tb/21378470
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by espana-miro | 2014-12-09 23:18 | 映画 | Trackback | Comments(0)