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サラエボ 希望の街角


この監督の「サラエボの花」も好きな映画です。
その第二弾。wowowで観ました。
民族紛争・内戦等と呼ばれますけど、一般の人が一番被害を受ける戦争。
戦争後の人々の心の傷を丁寧に表現しています。

私自信は無信仰ですが、信仰心を否定しません。
ただ、この映画の中で描かれる、アルコール依存の人が、信仰心により更生するくだり。
これは「依存」が方向を変えただけですよね。

民族対立・宗教間対立とは、常に権力者が、一般大衆を煽動するために使う道具。
「依存」ではなくて、ちゃんと自分自身の頭で考えろ。
という映画なのでしょうか。


こちらも、サラエボ戦争を描いた映画です。
なんと!アンジェリーナ・ジョリーの、初・監督作。
「血と蜂蜜の国で」。。ほんとに、このタイトルで公開されるのでしょうか。
予告編から、この映画を撮りたかった彼女の情熱が強烈に伝わってきます。
いい映画に仕上がってれば嬉しいです。
彼女、国際貢献系の活動をしてるらしいですし。経験からの感情の、ほとばしりを感じます。

「蜂蜜」
自分が、自分が属する民族が、他の民族よりも優れている。
自分が、生まれながらに、他の人よりも優秀である。
本当にそんな事実があるならば、それを肯定出来るならば、
その時の、自分の感情はまさに「蜜の味」

体中を、甘い蜜がめくるめくような快感。自分が存在するだけで肯定される。

「密の味」は、やがて自分自身を蝕む。それは事実ではないから。
民族・人民・国民、、、、言葉を変えても、
「人」「文化」「国」に、上も下も無いのです。

これが「私」が考える、世界です。
そんな映画なのでしょうか?
by espana-miro | 2012-02-17 22:33 | 映画 | Comments(0)