2011年 10月 23日
10 月の料理 「ちぬ(黒鯛)のガリシア風」
開店する数年前に、スペインぐるり廻り旅行をした。
スペイン北西部(左上)の、ラ・コルーニャという町に数日宿泊。
ミシュランを見たら、近くの小さな町に一軒だけ掲載されている店がある。
路線バスに乗って行ってみました。
(☆付きレストランではありません。ヨーロッパ版では、
掲載されるだけで、ステイタスです)
リアス式海岸の本家だけに、バスは海岸線をグルグル廻り、
小さな漁村のバス停へ。
すぐ近くに、そのレストランはありました。
白い四角い建物で、中は広くて、ガランとした、、、、
フェリーの食堂みたいな、、、
「黒鯛の尾の部分のオーブン焼き、ピーマンソース」を注文。
尾の部分とは、でっかい「尾頭付き」の魚の、
下半身との意味でした。
ガリシアの、あの時の料理のイメージで作ったので、
「ガリシア風」とメニューに書きました。
ニンニクをオリーブオイルで加熱。
緑・赤・黄色ピーマンを投入。
パプリカ(パウダー)一味唐辛子も少し、
トマトの缶詰のみじん切りも加え、
塩を振って、少し煮詰める。
そういう事情で「骨付き」で、どうしても出したかったのです。
瀬戸貝を添えました。
ピーマンは夏の食材なので、秋・冬な感じにしたかったから。
(でも何故か、近頃は夏にも瀬戸貝を売っている)
小さな漁村の、そのレストランは、料理人もサービス係も、全員女性でした。
「どうして、この店を知ったの?」と尋ねられて、
「ミシュランに載ってたから」と答えたら、、、
調理場、客席、に向って大声で、
「このお客様は、日本から、わざわざ、この店に来てくれたのよ!」
「ミシュランに載ったからよ!」
by espana-miro
| 2011-10-23 00:29
| 料理
|
Comments(0)