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大阪で、ひとりで、ランチ

大阪で、ひとりで、ランチ_d0177560_2311142.jpg昨日、1人でJRで大阪に行き、ランチを食べて、帰ってきました。
大好きな「ラ・シーム」さんです。
今回のランチコースは、フランス・アルザスの郷土料理を、オリジナルな視点で
再構築した「今」の料理。

アミューズは、手前にスープ仕立ての物。奥は、カリカリに焼いた
煎餅状態の生地。
元の料理は、ガレットみたいな(クレープみたいな?)
タルトフランベという料理です。





大阪で、ひとりで、ランチ_d0177560_23402540.jpgシュークルートをソースにし、
豚足やハム類を「クロメスキ」
(コロッケ)に仕立てる。
キャベツの酢漬けと、ソーセージ類の
煮込みの料理のアレンジだと
思われます。





大阪で、ひとりで、ランチ_d0177560_2350454.jpg
「ビールのスープ」甘みを引き出した
タマネギのスープに
煮詰めたビールを、好みの量をかけて頂きます。
甘い・苦い、のバランス。
沢山かけた方が美味しい。全部かけました。
元々の郷土料理を食べた事はないですが、
エッジの効いたビビッドな料理に変身してます。



大阪で、ひとりで、ランチ_d0177560_19552571.jpg
「鱒のリースリング風味」
鱒は低温調理でしっとり加熱。
本来は火を通して旨味を引き出すであろう
マッシュルームを生で、リンゴも生、カブも生。
繊細で軽やかな現代フランス料理。
リースリング(白ワイン)を使ったソースに
伝統料理の力強さを感じます。



大阪で、ひとりで、ランチ_d0177560_20104640.jpg
「アルザス風ベッコフ」
ベッコフとは、肉とジャガイモ・タマネギを一緒に
オーブンで調理した、ワイルドな地方料理だそうです。
よーく見て下さい。肉が三種類、一塊になっています。
牛・仔羊・豚。
私は本当に驚いた。この三種の肉が同じ皿に載った料理を
生まれて初めて頂きました。
魚料理ならブイヤベースのように、
数種の魚を使う事もあるけど、何故、肉にはないのだろう?
前々から、そう思ってました。
郷土料理であるベッコフも、
違う種類の肉を使う事があるそうです。
へー、面白い!
豚肉をミディアムで仕上げるのが、広く認知されたから可能になった
「今」の料理ですね。感動しました。
大阪で、ひとりで、ランチ_d0177560_2311625.jpg
ヴァンショーは、温めた赤ワインにスパイスを加えた飲み物。
それをデザートに仕立ててる。温かいデザートです。









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こちらもアルザスのスペキュロスという
サブレみたいな?焼き菓子のアレンジ。
デザート専門のパティシエールさんも実力派。




大阪で、ひとりで、ランチ_d0177560_23291670.jpg
お茶菓子も
アルザス(なのだと思う)




素晴らしい料理の数々。
私も頑張らないかん。
クリスマスに向けて、やる気アップです。
Commented by 玄とmomo at 2010-12-03 19:43 x
この大阪の「ラ・シーム」さん
是非行ってみたいです、
・・・そろそろ、お店のリニュアルできましたでしょうか?
楽しみですね。
Commented by キャデラック at 2010-12-04 02:31 x
最後のお茶菓子がやたら美味しそうです。

異種肉の共演はあまりないと書かれてますが

「ああっ、しまった…カレー作るのに牛肉が足りん! ええか、半分は豚のこま切れで…」

というのはしょっちゅうです。 もちろん違いますね(笑)
Commented by espana-miro at 2010-12-05 16:51
リニューアルの記事を書きました。なるべく雰囲気を変えないようにしたつもりです。

メニューが変わる月末の賄いカレー、色んな肉を入れますよ。
先月は、蝦夷鹿・牡蠣のプリン・レンコンのマッシュ、、、
華麗なる競演でした。
by espana-miro | 2010-12-01 23:29 | Comments(3)